藍染に適した灰を手に入れる

藍染に適した灰を手に入れるためには、

① 木の選び方

② 木の燃やし方

③ 灰の保管方法

を知っていれば大丈夫。

それぞれどうすればいいか、見てまいりましょう。


① 木の選び方

・アルカリ剤としての灰

・発色剤としての灰

の2つの観点から木を選びましょう。

アルカリ剤として適しているのは「硬い木」です。

代表的な木の種類はカシ、シイです。

発色剤として適しているのは「椿」系統の木です。

アルミ金属塩を多く含んでいるため、鮮やかな発色が見込めます。

特に葉っぱにアルミ成分が多く含まれているという人もいらっしゃるので、

椿を燃やす際は、葉っぱもしっかり燃やしましょう。


② 木の燃やし方

・他のものを一緒に燃やさない

・白い灰になるまで、しっかり燃やす

・水をかけない

この3つに加え、

・極度の高温で燃やさない

ことも必要だという話を聞きました。

極度の高温にで燃やすと、藍染に必要な物質の一部が燃えてなくなるということです。

極度の高温が何度か、

何が燃えてなくなるのかについては

確認出来次第記事を修正したいと思います。


③ 灰の保管方法

・密封する

・湿気を避ける

の2つが大切です。



藍染に適した灰は、

木を選び、きちんと燃やし、しっかり保管するだけで手に入ります。

イイイロ(1116.blue)

僕が手がけるのは、日本古来の藍染。日本の天然素材だけで仕込んだ発酵液に浸して染めています。はじめて染めたのは、20歳のとき。京鹿の子絞りの絹のきものを染めました。1992年から藍染を生業に。現在は、木綿・麻などの植物繊維を中心に染めています。淡い色から濃色まで自在に染め分け、ムラなくきれいに染め上げます。天然染料特有の鮮やかな色の「無地」、京都の伝統工芸「京鹿の子絞り」の2つのシリーズを展開中。

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