灰を焼いて藍染に使う灰をつくる

木を燃やした灰を、もう一度焼いて、藍染に使う灰をつくります。


僕は現在冬場に薪ストーブで木を燃やし灰を作っています。

20年以上前のストーブは、燃焼効率が今のものより悪く、

灰に細かな炭が混じります。

この細かな炭を燃やし、真っ白な灰にするのです。

(焼く前の灰)↓

(焼いた後のさらさらの灰)↓

これを容器に移し、お湯を入れ、灰汁を取ります

(灰汁を取る容器)↓  

(灰を焼くための道具たち)↓

ちなみに灰は強アルカリなので、完全装備で灰を焼きます。

こんな姿で。

イイイロ(1116.blue)

僕が手がけるのは、日本古来の藍染。日本の天然素材だけで仕込んだ発酵液に浸して染めています。はじめて染めたのは、20歳のとき。京鹿の子絞りの絹のきものを染めました。1992年から藍染を生業に。現在は、木綿・麻などの植物繊維を中心に染めています。淡い色から濃色まで自在に染め分け、ムラなくきれいに染め上げます。天然染料特有の鮮やかな色の「無地」、京都の伝統工芸「京鹿の子絞り」の2つのシリーズを展開中。

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